4月初週は寒い日が続いていましたが、
今週に入ってからは暖かくなってきて、
最低気温が氷点下にならなくなりました。
暖かくなって生き物たちも活発になってきており、
4/4には観察館周辺でエゾアカガエルの鳴き声を聞きました。
今日山際の水たまりに行ってみると、
エゾサンショウウオが卵の周りに集まっていました。
毎年活動が活発になってくると、
昼間でも多くの成体を見ることができるようになります。
また山の斜面では春の花々が開花し始めていました。
エゾエンゴサク |
キバナノアマナ |
フキ |
湿原内もにぎやかになってきており、
オオジュリンのさえずりがよく聞こえます。
今日は小鳥やカモを狙っていたのか、
湿原内をチュウヒが飛んでいるのも観察できました。
4/8には野外観察カメラから
観察館対岸になわばりを構える
タンチョウのつがいの巣を発見しました。
確認することができていましたが、
それよりも前にやってきて、ひっそりと
繁殖の準備をしていたのかもしれません。
時折つがいが卵を抱くのを交代したり、
温めている卵をひっくり返す「転卵」という行動が見られたりしています。
今日4/9の午前中は2回抱卵を交代していました。
この巣は周りを背が高いヨシに囲まれた湿原内にあるので、
観察館2階からも抱卵している様子を見ることができません。
野外観察カメラは巣からかなり距離がある山の上に設置されており、
遠隔で操作できる無人カメラです。
観察館から繁殖の邪魔をすることなくモニタリングすることができるので、
今後も繁殖の様子を遠くから見守っていきたいと思っています。
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