今週の頭から日中は暖かい日が続いていました。
観察館の駐車場裏の斜面は南向きなので、日当たりが良く、
雪はもう谷筋にしか残っていません。
その斜面でフクジュソウ(キタミフクジュソウ)が
開花しているのを見つけました。
フクジュソウは町内で早春に一番早く咲く花です。
去年は3月末に見ごろを迎えていました。
(去年の様子)
現在はまだつぼみの状態のものも多く、
去年花が咲いていた場所でも日当たりの悪いところは
つぼみも出ていないような状態ですが、
早いものが開花していっているようです。
まだつぼみ |
日当たりの良い斜面では複数開花していました |
フクジュソウとキタミフクジュソウの2種類があります。
厚岸町内で見られるのは主にキタミフクジュソウになります。
キタミフクジュソウは
① 葉の裏に毛が多い
② 必ず1つの茎から1つの花だけが咲く
(フクジュソウでも1つの茎から花が1つだけ出ることもある)
③ がく(花びらの外側にある茶色みがかった部分)が花びらと同じ長さか、長い
という点でフクジュソウと見分けられるようです。
花びらの後ろ側にある茶色いがくが花びらより長く、突き出ています |
葉には毛がびっしり生えていました |
見分け方のコツは美幌博物館さんの解説がわかりやすいです↓
http://www.town.bihoro.hokkaido.jp/museum/page/2020061400029/files/hukuzyusou.pdf
フクジュソウが見られる季節が去年より1ヶ月ほど早くなっていますが、
暖冬や雪の少なさが関係しているのでしょうか。
今後ほかの早春の花の開花がどうなっていくのかも気になります。
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