2025/02/28

フクジュソウが開花しました

今週の頭から日中は暖かい日が続いていました。

観察館の駐車場裏の斜面は南向きなので、日当たりが良く、

雪はもう谷筋にしか残っていません。


その斜面でフクジュソウ(キタミフクジュソウ)が

開花しているのを見つけました。


フクジュソウは町内で早春に一番早く咲く花です。

去年は3月末に見ごろを迎えていました。

去年の様子


現在はまだつぼみの状態のものも多く、

去年花が咲いていた場所でも日当たりの悪いところは

つぼみも出ていないような状態ですが、

早いものが開花していっているようです。

まだつぼみ

日当たりの良い斜面では複数開花していました



道内ではフクジュソウの仲間が2種類見られ、

フクジュソウとキタミフクジュソウの2種類があります。


厚岸町内で見られるのは主にキタミフクジュソウになります。


キタミフクジュソウは

① 葉の裏に毛が多い

② 必ず1つの茎から1つの花だけが咲く

  (フクジュソウでも1つの茎から花が1つだけ出ることもある)

③ がく(花びらの外側にある茶色みがかった部分)が花びらと同じ長さか、長い

という点でフクジュソウと見分けられるようです。


花びらの後ろ側にある茶色いがくが花びらより長く、突き出ています

葉には毛がびっしり生えていました

見分け方のコツは美幌博物館さんの解説がわかりやすいです↓

http://www.town.bihoro.hokkaido.jp/museum/page/2020061400029/files/hukuzyusou.pdf


フクジュソウが見られる季節が去年より1ヶ月ほど早くなっていますが、

暖冬や雪の少なさが関係しているのでしょうか。

今後ほかの早春の花の開花がどうなっていくのかも気になります。


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