前回に引き続き、6/26〜27に行った
大黒島調査についてです。
上陸してから赤いルートで島の南まで移動し、
ルートの終点で海鳥の定点観測を行いました。
定点観測した場所から下を見ると、
岩場で多くのゼニガタアザラシが休憩していました。
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正面崖の上では抱卵中のオオセグロカモメが。
草の中で座っているのが抱卵中のオオセグロカモメです |
また、沖をスコープで眺めると、
オオセグロカモメ、ウミネコの他に
ウミウ、ヒメウ、ウトウが海面に浮いていました。
ミズナギドリ類やアビ類は全く見られず、
見られた鳥たちも数はあまり多くはなかったです。
定点観測をしていた場所の地面には
ウトウの巣穴がたくさん開いていました。
ウトウは日が沈んで、暗くなり始めた時間帯に
沖合から巣穴に帰ってきますが、
定点観測でそこまで数が確認できなかったということは、
もっと沖合の方まで餌を探しに行っているのでしょう。
ウトウの巣穴 前回紹介したコシジロウミツバメの巣より大きめです |
定点観測場所から一旦来た道を引き返し、
灯台へ向かう尾根沿いは相変わらずフキが生い茂る道でした。
コロニー内にはところどころコシジロウミツバメと思しき
灯台付近を調査したあとは、また来た道を引き返し、
島の最南端部分にある灯台にも足を伸ばしました。
地図の赤いルートから、灯台への分岐付近
(地図でいうと大黒島海鳥繁殖地と書かれたところの
「島」の上のポイント)
は沢沿いなのですが、森林ではなく湿地になっており、
周辺と植生が異なっていました。
写真中央部分に沢が流れる |
灯台へ向かう尾根沿いは相変わらずフキが生い茂る道でした。
灯台付近はオオセグロカモメのコロニーになっており、
先週紹介したウミネコのコロニーほど大きくはないのですが、
多数のオオセグロカモメがいました。
厚岸灯台 1890年完成、1937年に改築されたそうです。 |
オオセグロカモメのコロニー内には抱卵中の巣もありました。 写真撮影後長居はせず、退散しました。 |
コロニー内にはところどころコシジロウミツバメと思しき
翼が散乱しており、オオセグロカモメもウミネコと同様に、
ウミツバメを捕食しているようです。
散乱するウミツバメの翼 |
灯台付近を調査したあとは、また来た道を引き返し、
上陸した地点まで戻ってテント泊をしました。
意外と紹介する写真が多そうなので
2日目の様子は次回にします。
次回最終回です。
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