2024/06/09

センニュウ類がやってきました

 2024/6/9 曇り 最低気温:15.6℃ 最高気温:23.0℃


今週の半ばまで最低気温が一桁と肌寒い天候でしたが、

週末は少し暖かくなり、今日は蒸し暑く感じる一日でした。


6月に入ってセンニュウ類の鳴き声が聞こえるようになりました。

町内で6/1にエゾセンニュウ、

6/7にシマセンニュウの鳴き声を確認しました。


どちらとも観察館周辺ではないのですが、

エゾセンニュウはオオイタドリが群生しているところで

さえずりがよく聞こえ、夜でも盛んにさえずっています。


シマセンニュウは厚岸湖南岸のチカラコタンの湿原内と、

海岸線沿いのあやめヶ原でそれぞれさえずりを1回だけ聞きましたが、

まだ盛んにはさえずっていないようです。


観察館周辺のオジロワシの子育ても順調なようで、

運が良ければ狩りの瞬間を見ることができます。


先週はご来館された方から、川で溺れている?鳥がいると聞き、

2階の展望室から確認すると、ちょうど観察館正面で

オジロワシが翼で水をかきながら、川を泳いでいるところでした。

足元を確認すると大物を掴んでおり、なんとアオサギを捕らえていました。


岸にたどり着いてアオサギを解体するオジロワシ
当館2階から職員が撮影

アオサギはさすがに重すぎたようで、

飛んで巣に持ち帰ることができず、

結局その場でしばらく肉をつついていました。


一方タンチョウはつがいで行動している個体の足元に

雛がいないか確認しているのですが、

草丈が高くて見えないだけなのか、

失敗してしまって雛がいないのかわからず

少し心配です。


森の方でも鳥たちの繁殖は進んでいるようです。

コマドリのさえずりはあまり聞こえなくなってきています。

キビタキ、エゾムシクイ、センダイムシクイは

まださえずっている個体がいます。


6/7金曜日の調査中にはキセキレイの雛が確認できました。

雛(写真中央左)に給餌するキセキレイ(中央右)
カメラを持っていなかったので双眼鏡にスマホを押し当てて撮影

すでに飛翔できていたので巣立ってそれなりに時間が立っていると思われます。

あまり長居すると給餌の邪魔になるので、

写真を数枚とって退散しました。


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