2024/5/25 晴れ 最低気温:3.9℃ 最高気温:14.3℃
今週は気温が上がらず、特に水曜日22日は最低気温が2.5℃と、
当館でも久しぶりにストーブを付けるくらいでした。
昨日も冷たい雨が降り、知床の方では雪になったようです。
そんな寒い中でも、すでに到着している夏鳥のさえずりはにぎやかで、
また新たに渡来した夏鳥も確認できています。
5/20にはコルリとコサメビタキ、
5/21にコヨシキリ、
5/22にジュウイチ(当館館長の情報では5/19にはすでに確認)
が町内でそれぞれ確認できました。
特にコヨシキリは別寒辺牛湿原ではよく見られる夏鳥の一つで、
観察館前の湿原でも、耳を済まして聞いてみると、
よくさえずっています。
※観察館前の国道を車が通ると、車の音でかき消されてしまいますが…
6月に入ってシマセンニュウやエゾセンニュウが到着すると、
湿原内もよりにぎやかになるでしょう。
また湿原の上空では、先週よりも多くのアマツバメやショウドウツバメ
が見られました。
雨の日は餌となる虫が低く飛ぶためか、
ツバメたちも低く飛んでいて見やすくなっていました。
海岸線沿いの森林のほうも、先週と同様夏鳥のさえずりがにぎやかでした。
5/22 キビタキ 愛冠岬周辺 |
タンチョウはそろそろ雛を連れて歩く姿が見られても
いいころかもしれませんが、まだ雛連れのつがい確認できていません。
繁殖状況調査では無事に雛が孵化した巣があることは確認できています。
5/24 湿原内を1羽で歩いていたタンチョウ 草丈も高いのでタンチョウが隠れてしまうことも多いです。 |
オジロワシは今日カモらしき鳥を捕まえたのか、
湿原内で羽をむしっている姿が確認できました。
オジロワシが上空を飛ぶとカモやサギが一斉に飛んで逃げるので、
カモの狩りはうまくいってないのではと思っていましたが、
そうではなかったようです。
ちなみにタンチョウの写真やオジロワシの動画は、
観察館2階に備え付けのスコープに自分のスマホを押し当てて
撮影しているのですが、
野外観察カメラが故障してからきれいな映像を撮れないのを
とてももどかしく感じています。
今週は飛んでいるチュウヒやアマツバメ、ショウドウツバメ、
湿原内のタンチョウを撮りたかったなぁ…という気持ちです。
野外観察カメラは現在修理対応中ですので、
直りしだい、観察館の大画面テレビでの中継や、
Youtubeライブ配信を再開したいと思っていますので、
いましばらくお待ちいただければと思います。
私は関東住んでますが、地元の駅のロータリーにある木から鳥のさえずりがよく聞こえてきます。小さい鳥なのか枝が動かず「誰?」な状態ですがメジロのような気がします。毎朝通勤時にそのさえずりのする木を少し離れた所から凝視して姿を探す日々です。
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