2024/06/14

繁殖継続中のタンチョウや居残っている冬のカモ類など 2024/6/14

 2024/6/14 曇り時々晴れ 最低気温:12.9℃ 最高気温:22.6℃


先週町内でシマセンニュウやエゾセンニュウが

今シーズン初確認となりましたが、

観察館周辺でもエゾセンニュウのさえずりが聞けました。

早朝や夕方に鳴き声を聞くことが多いです。

また6/12の鳥類相調査中にはマキノセンニュウのさえずりも確認できました。


3月中旬に故障して以降、野外の映像をお届けできていなかった

観察カメラですが、やっと昨日修理が終了しました。

ライブ映像の館内の大型モニターやyoutubeでの配信を再開しています。


野外観察カメラは観察館から少し離れた丘の上にあるため、

観察館2階から見えない湿原の中の様子を確認でき、

少し遠い場所の鳥も望遠が効くのでよく見ることができます。


湿原内の水路は観察館2階からの高さだと

角度の問題でほとんど見ることができないのですが、

観察カメラからははっきり見ることができます。


今日は水路内に集まっているカモの群れがいました。

マガモが多いですが、冬鳥であるオナガガモ、ヨシガモ、ホオジロガモ

がまだ残っており、この時期には珍しいシマアジも確認できました。

この他にもハシビロガモやキンクロハジロもまだ残っており、

オオハクチョウも単独で残っているものが確認できています。


タンチョウの繁殖の様子も観察しやすくなりました。

ドローンによる調査と当館2階からの観察で繁殖失敗したかも

と思われていたタンチョウのつがいがいるのですが、

カメラで湿原内をざっと確認していたところ、

巣の当番を交代する様子が観察できました。


巣を作り直してもう1回繁殖をしていたようです。

まだ卵なのか、雛がかえっているかはわかりませんでしたが、

観察を続けようと思います。


この他にもチュウヒが湿原内で狩りをする様子も見られました。


急降下して何かを捕らえたようですが、

ネズミ系なのか小鳥なのかはわからなかったです。



カメラが復活したので湿原の鳥がとても見やすくなりました。

来館されるとご自身でカメラを操作して生き物を探すこともできるので、

いらっしゃった際はぜひ動かしてみてください。



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