2024/04/13

チュウヒやオオジシギなど夏鳥が続々

 2024/4/13 曇りのち晴れ 最低気温:6.9℃ 最高気温:16.9℃


今朝は厚岸市街地に霧がかかっており、

観察館周辺も低い雲がかかっていたので

雨が降り出しそうな雰囲気でしたが、

10時頃から天気が回復し、気温が上がってきました。

外で作業中は上着を着ていると暑いくらいでした。


4/10に観察館周辺の湿原の様子を見に行くと、 

雪どけ水が溜まった水たまりで

エゾアカガエルとエゾサンショウウオの卵を発見しました。

前日の夕方から夜にかけて雪が降るくらい寒かったにも関わらず、

カエルとサンショウウオは元気に活動していました。

卵塊に集まるエゾサンショウウオ



観察館からは続々と渡ってくる夏鳥を観察することができます。


オオジュリンは先週よりさえずりを聴く頻度が増えました。


4/9には今シーズン初めてチュウヒを確認し、

河口でカモを狙う様子などを観察しました。


また今日はオオジシギを今シーズン初確認しました。

電柱の上で鳴いている姿や、

観察館上空で2羽が追いかけ合う姿が観察できました。

観察館2階からオオジシギ
備え付けスコープがない窓から見えたので、
双眼鏡にスマホを押し当てて撮影しました。


今日はその他にも観察館の建物の周りでハクセキレイやモズが見られました。


ハクセキレイは芝生の上で餌を探したり、

観察館の屋根の上でさえずっている姿も見られます。


ハクセキレイ
2枚目は羽づくろい中


モズは観察館周辺に定着していそうな個体がおり、

観察館裏の広場や裏山の斜面の木に止まって、

「ギュン、ギュン」と鳴いてなわばりを主張しています。


モズは低木が茂ったところに巣をかまえることが多いですが、

まだ木の葉が出ていない今のような時期は、

常緑樹の茂みやササ藪の中に巣を作ります。


観察館の裏山は林床にササが生えておらず、

常緑樹もモズが営巣する低めの場所には葉がないトドマツばかりで、

あまりモズの巣場所に適した環境がなさそうですが、

このまま繁殖をするのでしょうか。

モズがよく鳴いている場所
奥は湿原で、周辺に低木林やササ藪などがなく、
モズが巣をかまえるところがない気がするのですが…


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