2024/04/07

カエルと春の芽吹き

 2024/4/7 曇り時々雨 最低気温:4.9℃ 最高気温:11.5℃


昨日は風が少し強かったですが、

日差しがあり暖かな陽気を感じました。

うってかわって今日は朝から雲が広がる天気で、

午後には一時雨もふり、肌寒い日になりました。


別寒辺牛川河口から観察館の前にかけて、

まだウミアイサやオナガガモ、ホオジロガモなどの冬のカモも見られていますが、

だんだん湿原で繁殖を行うマガモの数が多くなってきました。

冬には見られなかったカルガモも今日今シーズン初めて確認しました。


今週の水曜日4/3には観察館周辺でカヌーを漕いでいたのですが、

湿原内でオオジュリンを初確認することができ、

今日の朝には湿原内でさえずる声が聞こえました。

またハクセキレイのさえずりや、モズがなわばりを主張する声も聞こえており、

季節が進んでいるのを実感しています。


先日、エゾアカガエルの鳴き声が聞こえたとXの方に投稿したのですが…



山際の雪解け水が溜まった水たまりを中心に観察していたので、

全く気づいていなかったのですが、

この投稿をした次の日に、日光が当たる流れがほとんどない水路で

エゾアカガエルの卵を発見しました。

エゾアカガエルの卵塊

観察館周辺の山際の水たまりはあまり日当たりが良くなく、

手を入れてみると水温はかなり低く感じるのですが、

この水路の水はそれに比べて温かい気がしました。

気温や水温が産卵開始に影響があるのでしょうか。


卵塊があった水路ではエゾアカガエルの成体も多く見られました。

卵塊の近くにいるエゾアカガエルの成体

エゾ ”アカ” ガエルの名の通り赤茶色がきれいな個体

包接しているペアもいました
上の黒っぽい個体がオス、下がメス

植物のほうも季節が進んで、見られる種類が多くなってきました。

フクジュソウ(キタミフクジュソウ)は

しおれてきてしまっているのも見られますが、

まだ咲いているものもあります。

フキノトウは開き切り、花が見えるものが多いです。

キタミフクジュソウ

フキ

今日はほかにも、バイケイソウやギョウジャニンニクが芽吹いたものや、

エゾエンゴサクが咲いているのを確認できました。

バイケイソウ

ギョウジャニンニク

エゾエンゴサク
葉が細長い形をしていました


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