2024/03/10

観察館周辺の動物の痕跡

 2024/3/10 晴れ 最低気温:−6.4℃ 最高気温:2.2℃


3月に入って最高気温が0℃を超える日が増えてきました。

今日は夕方ころにタンチョウの声が聞こえ、

観察館の2階から遠くに飛んでいる姿が確認できました。

湿原にタンチョウが帰って来て、もうすぐ春なんだなという感じがします。


先日観察館周りを歩いていたのですが、山の雪は日当たりの悪い斜面以外は

土が見える状態になっていました。

(もともとそんなに積雪は多くないですが…)

観察館裏山の斜面
谷になっているので雪が一部溶け残っています

雪が溶けている部分ではフキノトウが顔を出していました。

裏山はエゾシカが多いので食べられているフキノトウも見かけました。

シカのフキノトウ食痕


一方で観察館の脇を流れる大別川はまだ全面が凍っており、

氷上でのワカサギ釣りに来る人もまだまだ多いです。

大別川沿いの湿原
こちらはまだ冬景色


まだ結氷している大別川



大別川の氷の上でもシカの足跡はよく見られました。

また別の動物の足跡も見られました。

大きさの基準になるものを置くのを忘れてしまいましたが
特徴的な足跡のつき方です

おそらくイタチ科のイタチかテンの足跡だと思います。

テンの足跡のほうがイタチのより少し大きいようです。

少し前後にずれた2つの足跡が連続してつくのがイタチ系の足跡の特徴です。

イタチ系の足跡拡大


幸いまだ12月に見られたようなヒグマの足跡は見られなかったです。

しかしもう冬眠から覚めていてもおかしくない時期なので、

山に入る際は気をつけて行きたいと思います。


自然の中に出ると動物の痕跡は意外にも多く残っているので、

探してみるのも面白いかもしれません。

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