2024/03/03

調査で多くのワシを確認できました(水鳥観察館情報 2024/3/3)

 2024/3/3 晴れ 最低気温:-5.2℃ 最高気温:0.6℃


今日はワシ類の生息数調査の日でした。

湖岸線と厚岸湖内にいるワシ類の数を厚岸市街地から観察してカウントしました。


湖上の氷の上や、浅瀬の上に止まっているワシが多く見られ、

また湖南地区の山の斜面にも多くのワシが止まっているのが観察できました。


湖南地区のオジロワシ

同じくオオワシ


ワシが樹上に集まっている様子も湖南の各所で見られました

湖南地区の湖岸線沿いの一番奥の地区(チカラコタン)からは

遠くにではありますが氷上に止まる多数のワシを見ることができました。

チカラコタンから望む厚岸湖
湖の東側の部分はまだ凍っているようです。


調査の結果はまだ集計中なのですが、

オジロワシ・オオワシ合わせて200羽以上はカウントし、

2023-24シーズンでワシ類の数が最多になりました。

(2024/3/7追記 オジロワシ52羽、オオワシ182羽でした。)

オオワシや一部のオジロワシはこれから渡りの時期になるため、

4月頭までにワシ類の数は減っていくと思われます。

オオワシは例年4月初旬まで見られているようです。


また調査中にはワシではないですが、

尾幌川河口周辺とチカラコタンでハイイロチュウヒが1羽ずつ見られました。



観察館のカメラからもワシ類は多く見られています。

干潮になると厚岸湖内に干潟が現れるため、干潟に降りているワシも多いです。


別寒辺牛川河口は、最近氷が一部溶けて水面が見える部分が大きくなってきていましたが、

今日の朝は冷え込みのためか、溶けた部分にまた薄い氷が張っており、

オオハクチョウが集まっていました。

午後になると干潮になり、ハクチョウたちは湖の方へ採餌に行ってしまいました。


河口に張っていた氷は午後には一部が再度溶け、

ワシ類が水浴びに集まっていました。


オジロワシとオオワシが入れ替わりやってきては水浴びや水飲みをしていました。

25羽ほど集まっていたようです。


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