2025年4月27日日曜日

森林の鳥類相調査を行いました

2025/4/27 晴れのち曇り一時雨 最低気温:2.4℃ 最高気温:15.0℃


4/26に町内の森林の鳥類相調査を行いました。

林内にあらかじめ設定した複数の地点で、

10分間で姿を見たり、鳴き声が聞こえた鳥の

種類と数を記録しました。

スポットセンサスという調査手法です。)


調査地の森林は針葉樹と広葉樹が混ざって生える

針広混交林ですが、林内を走る林道を挟んで

片側は植樹されたトドマツが主体で、

もう片側はミズナラ、ハンノキ類、ダケカンバなどの

広葉樹が主体の森林です。

植樹されたトドマツ

広葉樹が主体でその中にトドマツが混ざる森


調査では全部で30種類の鳥が記録されました。

(一覧は最後にまとめてあります。)


カラ類やキツツキ類といった一年中厚岸で見られる鳥から、

トラツグミ、ルリビタキ、ビンズイ、アカハラなど

厚岸の森林ではよく見られる夏鳥が確認できました。


現在厚岸では4:30前に日の出をむかえますが、

昨日の日の出直後は濃い霧が出ており、

トラツグミやルリビタキのさえずりが

霧の中から聞こえてきて幻想的な雰囲気でした。

(記録に精一杯で録音などができなかったので

次回は皆さんにお届けできるようにしたいです…)

霧が落ち着いてきたころに撮影したもの
霧が濃い時間は写真右の背の高いトドマツ林が見えないほどでした。


また、調査地点が湿原に囲まれた尾根上の森林なので、

林内でもタンチョウの鳴き交わしの声が響いてきたり、

伐採が行われた後の開けた場所では、

オオジシギがディスプレイフライトをしていたりと

ふつうは森林内では確認できない鳥が見られたのも

印象的でした。

伐採によって開かれた場所
林縁〜林内ではアカハラ、トラツグミ、ルリビタキがさえずり、
トドマツの稚樹の上ではビンズイがさえずり、
上空ではオオジシギが鳴いているという環境でした。

まだ夏鳥は勢ぞろいしておらず、

これからセンダイムシクイ、エゾムシクイ、

キビタキ、コマドリ、オオルリ、コルリ、コサメビタキ、

ツツドリ、ジュウイチなどの夏鳥がやってくるので、

森林内で見られる鳥が増えていくと思います。



今回の調査で確認できた鳥類↓

エゾライチョウ、キジバト、タンチョウ、オオジシギ、

コゲラ、アカゲラ、クマゲラ、ヤマゲラ、カケス、

ハシブトガラス、ハシブトガラ、コガラ、ヒガラ、

シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、エナガ、

ゴジュウカラ、ミソサザイ、トラツグミ、アカハラ、

ルリビタキ、ビンズイ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、

シメ、イカル、アオジ



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