2024/07/25

観察館周辺の野鳥/市街地で繁殖するオオセグロカモメ

 2024/7/25 晴れ 最低気温:19.4℃ 最高気温:28.7℃


先週日曜日から日中の気温が30℃を超えていましたが、

今日は少し気温が下がりました。


湿原や林内ではカやアブの虫が増えてきたようで、

外で作業や調査をしていると無数の虫にたかられます。

外を出歩く際は虫よけは必須になりそうです。


今週の観察館周辺では、

相変わらずオジロワシやタンチョウが見られています。


観察館正面にいるタンチョウの雛はだいぶ大きくなってきています。

ただ観察館対岸の林の中にいることが多いのか、

草丈が高くなって見にくくなっているのか、

少し観察できる頻度が少なくなっています。


カメラ正面のオジロワシの雛はまだ巣立っておらず、

巣の中にいるのが観察できます。



今日は別寒辺牛川河口でカワアイサの親子が見られました。


雛は自分で泳ぐこともできていましたが、

メス親の背中に乗って移動する姿も見られました。



先月大黒島に行って海鳥の繁殖状況を調査してきましたが、

町内の市街でもカモメが繁殖しているところがあり、

その様子を観察してきました。

厚岸町の鳥、オオセグロカモメです
左の黒っぽい2羽が雛

海岸沿いにある、人が多く出入りする駐車場近くの

倉庫の上でオオセグロカモメが繁殖しているようで、

少し観察しただけですが、数組の親子を確認できました。


大黒島では下の写真のように崖の上の草地に営巣していましたが、

真ん中の草むらで座っているのが抱卵中のオオセグロカモメ


市街地では倉庫の上に巣を作って繁殖しているようです。

市街地の倉庫の上にあった巣(矢印の下)
すでに雛は巣から出ていました


大黒島では島にいる若いオジロワシや、

島で繁殖しているオジロワシが天敵になっているようですが、

市街地で人がたくさんいるようなところだと

オジロワシが近寄ってこないので、

意外と安全な繁殖地になっているのではないでしょうか。


まだ小さい雛もいました
暑いのか口を開けています


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