2024/02/22

巣でオジロワシのつがいが見られています(水鳥観察館情報 2024/2/21)

 2024/2/21 晴れ 最低気温:-4.9℃ 最高気温:1.2℃


2/19, 20と暖かい日が続いていたので、

別寒辺牛川の本流に張っている氷が薄くなっているような気がします。

ところどころ下を流れる水が透けて見えるような場所もあり、

氷の色が変わっている部分が見られています。

21日の夜からまた数日間冷え込む予報になっているのですが、

本流に氷が張った状態はいつまで続くでしょうか。


2/18には観察館の前でワシ類が集まっている様子が観察できました。

ワカサギ釣りの釣人が残していった雑魚のトゲウオを狙って集まってくるようです。


カメラからは木がかぶる角度になってしまっていますが、

観察館の2階からははっきりと観察することができました。

結局オジロワシ4羽、オオワシ8羽が集まっていました。


2/21にはオジロワシの巣がある木に、その巣のつがいが止まっていました。


先日丸山の上で交尾をしていたつがいの巣で、

毎年繁殖に使っている巣なのだそうですが、

つがいの片方が巣の中に入って巣材を直すような行動も確認できました。

これから季節が進んでいくと葉が出て巣が隠されてしまうので、

ライブカメラから巣を観察できるのは今の時期だけです。


カメラは遠隔操作できる無人カメラで、巣から離れたところにあるので

繁殖の邪魔をせず撮影ができると考えています。

この巣は山の中にあり、人が行ける場所にないですが、

オジロワシにかかわらず繁殖中の鳥の巣に近づく行為は繁殖の妨げになり、

最悪の場合巣を放棄してしまう可能性もあります。

このオジロワシの巣もライブカメラを通して見守ってもらえればと思います。


また21日の夕方には湿原内でハイイロチュウヒが見られました。


丸山にいたオジロワシがいきなり飛び出して急降下を始め、

湿原の方に向かっていったのでカメラで追ってみると、

湿原の中に降りていたと思われるハイイロチュウヒを追いやる様子が見られました。

追い出されたこのハイイロチュウヒは湿原内を飛んでどこかに行ってしまいました。


10月から何度か見られていたハイイロチュウヒは

茶色をした雌タイプ(雌または幼鳥)だったのですが、

今回は名前の通り灰色をした雄の個体でした。


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