2025/9/20 晴れのち曇り 最低気温:11.5℃ 最高気温:21.5℃
朝晩は冷え込む季節になってきました。
湿原の草も茶色くなり始めたり、
エゾシカが冬毛に変わってきたりと
季節の移り変わりを感じます。
湿原内の水路では繁殖を終えて渡ってきたカモたちが
よく見られています。
今週9/18にカモを含めた水鳥がどれくらいいるかを調べるため、
種類ごとに数をカウントする調査を行いました。
別寒辺牛川河口周辺と、厚岸湖内にいる鳥が対象で、
観察館の野外観察カメラや、
湖内を見渡せる定点から双眼鏡やスコープを使って
数を数えました。
以下が9/18の結果になります。
マガモ 103
カルガモ 7
コガモ 800
ヨシガモ 5
ハシビロガモ 8
スズガモ 11
カワアイサ 35
不明カモ類 10
カイツブリ 1
ダイサギ 41
チュウサギ 1
コサギ 1
アオサギ 202
ウ類 262
ユリカモメ 91
オオセグロカモメ 8
ウミネコ 56
アオアシシギ 2
キアシシギ 3
オグロシギ 30
タシギ 2
不明シギ類 13
小型のシギ類は野外観察カメラからでは
遠くて識別ができないものもあり、
特徴がはっきり見られたものだけ種を同定しました。
ちなみに、上の動画は8月下旬に撮ったものですが、
野外観察カメラで別寒辺牛川河口をみると
こんな感じになります。
冒頭にうつっている小型のシギの群れは
シルエットだとなんの種類までかはわかりませんでした。
一方で0:22あたりからうつっている
少し大きめのシギの群れは、
飛んだ際に黒い尾羽や翼の白い帯といった
わかりやすい特徴が見られたため、
オグロシギだとわかりました。
このような感じでシルエットの情報や、周りの種類がわかっている
鳥との大きさの比較で遠くにいる鳥は識別をしています。
また記録にはありませんが、
午前中に調査が終わり、午後になると
オナガガモやヒドリガモも複数観察できました。
一方でシギ類やカモメ類は干潟でよく見られますが、
午後の満潮時には干潟が出ないので全く観察できませんでした。
干潮と満潮で見られる鳥の種類と数も変わってしまうのですが、
なるべく多くの鳥を見られる時間帯にカウントを行うようにしています。
このほか9/10にも調査を行っているのですが、
このときは9/18の調査では見られなかった
シマアジやホシハジロ、ホオジロガモも見られました。
10月上旬には河口や湖内でオオハクチョウが見られるようになります。
春まで水鳥のカウント調査は続けるので、
水鳥の種類や数の移り変わりを定期的にお伝えしていきたいと思います。
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